謎解きは記憶の準備
春分 昼と夜を等分に分かつ日ですね。
今日を限りに昼の時間が長くなります。
ちょうどこの頃、ホーホケキョと聞こえてきます。
気分も春を感じ、軽くなりますが、
実際は夏の準備が始まっています。
「記憶」も準備が必要です。
*記憶法と陽転思考をトレーニングする
セミナー講師瀬口理恵です。
記憶術を知っているからといって、
「上の鳥は何?」と聞かれてもわかりません。
梅の木に鳥だから、鶯?
「梅に鶯」という言葉を記憶していると
推察できます。
しかし、アップにしてみると
これは、梅にめじろでした。
下が鶯。春告鳥とも言われます。
ホーホケキョ♪素敵な鳴き声の持ち主です。
ここで、混乱する人がでます。
下の花札に代表されるように
「梅に鶯」と口では言いながら、
実は、梅にめじろなんでしょうか。
そんなはずはない・・・?
ここで、終わらせないのが大切です。
「?」の答えを準備しましょう。
でないと、ず~と、梅にとまる鳥を見ては
どっちだっけ?とわからなくなります。
この”ごちゃごちゃ”を、記憶の干渉といいます。
記憶の干渉をおこさせないために
①見て区別すること
②下敷きを引くこと
①は写真を見比べてみればわかります。
目の周りが白い明るい黄緑色の鳥がめじろですね。
鶯は、暗い緑茶色。
藪の中で色が目立たない保護色のようです。
次に、②下敷き?
謎解き、すなわち記憶の準備です。
「梅に鶯」は、とりあわせのよいもの
という意味の故事成語です。
「梅に鶯がとまっている」とは言っていません!
「梅の花の咲く頃、
(姿は見えないけれど)鶯の声が聞こえる。
ああ、梅の開花と、春告げ鳥の声が、
待ちわびた春が来たのを教えてくれる」
と、いっています。
鶯の姿は、藪の中で見えません。
ところが、花の蜜が好物であるめじろが
集まってきて、私たちの目にとまります。
というわけで、絵にすると花札のようになります。
梅の花にきているめじろは
英語で“white-eye(白い目)” と呼ばれます。
花札の鳥は、目が白ではないですね。
一方、藪や林の色と区別がつきにくい鶯は、
英語では “bush warbler” と言います。
茂みにいるムシクイという意味です。
その名の通り、藪(やぶ)の中で
小型の昆虫や幼虫を食べています。
また、鶯色は、本来茶色の混ざった色。
明るい色ではないですね。
こんな下敷き(準備してきた知識)があると、
憶えようとしなくても、頭にはいります。
ぜひ、準備をしましょう。
準備のしかたや、具体的な準備は
「読書法」や「フォローコース」でお伝えしています。
贈る言葉♪「準備をする♪」
笑顔溢れる1日を
行ってらっしゃい。
ブレイン・コンシェルジュ 瀬口理恵